ホームページをリニューアルしてからのブログは全てゴルフの事について書かせて頂いています。
今回もゴルフに関連したブログ内容となります。
そしてゴルフシリーズのブログは一旦これで終わりです。
前回と前々回は飛距離アップのためのトレーニングとストレッチについて書きました。
※飛距離アップのためのトレーニングはコチラをクリック
今回はゴルフをやっていてなってしまう「ゴルフ肘」の自分で治すためのストレッチをお伝え致します。
ちなみに…ゴルフ肘はゴルフをしていなくてもなります。
ゴルフだけでなくスポーツをしていない人でもなります。
家事をしているだけでなります。
ゴルフ肘とは?
そもそもゴルフ肘とは何なのか?
ゴルフ肘とは正式には上腕骨内側上顆炎といい、肘の内側に痛みが出る疾患です。
ゴルフで使うときの筋肉の腱に炎症が起きる事からゴルフ肘と呼ばれていますが、手や腕をよく使うお仕事の方もなりやすかったり、家事等が原因の場合もあるので…
ゴルフをしている人だけでなく、誰にでも起こる可能性の高い疾患です。
ちなみに肘の外側に痛みがでる場合は上腕骨外側上顆炎といいテニス肘と呼ばれます。
テニス肘は治すためのアプローチ方法が違いますので、テニス肘に関しては後日ブログをお書き致します。
ゴルフ肘の原因
次に何が原因でゴルフ肘になるのか!?
この部分をご説明致します。
筋肉が硬くなっている
ゴルフ肘が発症する最初のきっかけは筋肉が硬くなっているのが原因です。
しかし筋肉が硬くなっている事で痛みが出ている場合だけだと、治療期間・完治までの時間はそれほど長くありません。
しかしこの段階で痛みを取り除くために適切なアプローチをしないと下記に書いている「腱の変性」や「骨膜の変性」に発展して治療・完治に時間が必要となってしまいます。
腱が硬いor腱の変性
筋肉の次に考えられる事は筋肉だけでなく、腱まで硬くなっていて負担が掛かり過ぎている。
これは内側上顆の部分に付着している筋肉が硬くなり、しっかり伸びずに上手く機能しなくなり腱に大きなストレスが掛かっている事が原因となります。
また負担が大きくなった状態が続きすぎると…
組織・細胞に正常な状態ではありえない物質が沈着したり、正常な状態でも沈着する物質の量がおかしくなった状態である「変性」という事が筋肉や腱に起きてしまい痛みに繋がってしまいます。
骨膜の変性
上記で書いた「腱の変性」これが進行するとどうなるのか?
腱が硬くなってしまい肘周りを動かす度に…腱に骨が引っ張られてしまい「骨膜」が変性していきます。
骨膜は痛みを感じやすい部分なので、骨膜まで変性していると整体や手術等を行っても痛みがなかなか取れないです。
なので骨膜まで変性が進む前に治療・予防を行うことをオススメ致します。
治療方法
ゴルフ肘の治療にはいくつかの方法があります。
ここではゴルフ肘の治療・改善方法をご紹介致します。
整体的な治療・改善
まずは整体的な治療・改善をお伝え致します。
ストレッチ
腱の変性を起こす最初の原因が筋肉が硬くなり、動きずらくなり腱に負担がかかるので…
筋肉を柔らかく保つ必要があります。
ゴルフ肘において上腕骨内側上顆に付着している筋肉が痛みの原因になっていることが多いです。
まずはそのストレッチのご紹介です。
前腕屈筋群
前腕屈筋群(手首を曲げる時に使う筋肉)は上腕骨内側上顆(肘の内側の骨)に付いています。
・円回内筋
・長掌筋
・浅指屈筋
・尺側手根屈筋
・撓側手根屈筋
※これらの筋肉が硬い方は手首があまり反らせれません
前腕屈筋群のストレッチ
①手を前に伸ばし、手の平を天井に向ける。
②指先を持ち、身体の方に引っ張る。
上腕二頭筋
ゴルフ肘の解消ではあまり取り上げられない筋肉ですが、肘のの曲げ伸ばしに関係する筋肉なので柔軟に保てばゴルフ肘の解消・予防になります。
※上腕二頭筋が硬い方は肘が伸ばせれません。
上腕二頭筋のストレッチ
①高さのある棒や棚の上に手の平を乗せる(手の甲が上)
②胸を張って自分の身体を徐々に下げていく。
ドロップテクニック
肘が伸びにくい・手首が反りにくい…その原因が骨のズレにある場合があります。
そして骨が原因でもその部分が動く範囲が狭く、筋肉まで硬くなります。
骨のズレが原因の場合はドロップベッドを使った施術が効果的です。
当店では持ち運び可能なポータルドロップベッドを導入しているので出張整体も対応可能です。
超音波治療機
超音波治療機は筋肉・靭帯・腱を深部から温めることが可能なため硬くなった靭帯や腱までほぐす事が可能です。
ストレッチやこの後にご紹介するグアシャとの相性が良いため…
①超音波治療器を使い筋肉・靭帯・腱を温める。
②グアシャで筋膜のクロスリンクを取り除く・靭帯を柔らかくする。
※グアシャの説明はこの後致します。
③ストレッチで筋肉・腱を柔らかくする。
このような流れがゴルフ肘にはとても効果的です。
※たまに筋肉や靱帯を温めるのに「お風呂でも良いか?」とも聞かれますが…
超音波治療器で行える組織を35°以上に温める事を、お風呂で行おうとすると70°以上のお湯に10分以上浸かる必要があるため、お風呂では現実的ではありません。
グアシャ
グアシャとは銀のヘラのような物で身体を擦り、筋膜の中に出ているクロスリンクというものを取り除けるツールです。
クロスリンク=筋膜に過剰に出た不要なコラーゲン。
このクロスリンクが筋膜にあると筋膜を硬くしてしまいます。
筋肉の膜である「筋膜」が硬いと、中身の筋肉も伸びづらい状態になり…身体が硬くなります。
このグアシャはかなり筋膜を柔らかくしてくれるので、とてもオススメで当ジムでもお客様に驚きを与えれるメニューです。
グアシャを使ってみたい方はコチラ
また上記で説明した骨膜の変性にもアプローチ出来るので、かなり慢性化している方にもオススメです。
整形外科的な治療・改善
つぎに整形外科等の医療機関でのゴルフ肘へのアプローチ方法をご紹介いたします。
薬物治療
この治療の多くは飲み薬や貼り薬での治療となります。
一般的によく聞く「痛み止め」といった物で有名な薬はロキソニンです。
ステロイド注射
次にご説明するのはステロイド注射による治療です。
ステロイドの副腎皮質ホルモンは炎症を抑える効果があるので、炎症からくる痛みに効果的です。
しかし注射のステロイドの成分は主に「コルチゾール」になるので気をつけたい副作用も多く出る可能性があります。
また100%痛みが取れる・肘の治療がが出来るというものでもないので、回数や頻度を医師と相談することが重要です。
ステロイド注射の副作用
・吐き気が出たり、胃が荒れる。
・腱が脆くなってしまう。
・筋肉の減少
上記のような副作用が出てしまう可能性があります。
元々コルチゾールはストレスホルモンで、筋分解を促す作用があるので…患部に直接注射すると組織が脆くなってしまう可能性があります。
3回以上のステロイド注射は好ましくないという見解が多いです。
ゴルフ肘のまとめ
以上がゴルフ肘になった時の治療・アプローチ方法となります。
自分でゴルフ肘を治したい場合はストレッチが手軽に行える事に加え、唯一自分で出来る治療・改善方法なので、行ってみてください。
また整体や整形外科を利用も検討し、ゴルフ肘の治療・改善を行ってみてください。
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